弟ノ襲来

とても大事にしている義弟のおばあさんが他界した

その話を弟にしたら

「いくわ、もう仕事休み取った」と。

まだお通夜の日にちも決まってないのに

人情と行動力がとりえのバカな弟なので

ほんとに来てました。５時間かけて。

弟：兄貴いつかえってくんの？俺もう家で待ってんだけどｗ

俺：んあ？仕事切り上げてかえるわ

帰ったら娘が

弟指さして

パパー♪って言ってた笑顔を俺は忘れない。

いくらや！いくらで買収したんや！

く、くちおしや！

二人で喪服着て

はーっ辛いな。。。とため息をついて

俺：俺の数珠とってー

弟：あっ！！！

忘れたらしい。

ま、まぁ仕方ないといえば仕方ないよね

何も考えずに行動する子だからね！バカだからね！

喪服用の革靴みて弟が一言

靴忘れました・・・。

おい！マジで何も用意してない！オマエ　モフクダケ！

望みをかけ

もしかして・・・・車にあるかも！！！

と見に行ってあったのは

長靴

まー来てくれただけでも嬉しいんですけどね
ありのーままのー

俺はといえば俺で
一台ずつ入庫する駐車場で
降りて鍵を渡すと「あ、運転して前のほうまでお願いします」
と、勝手に入庫してくれると勘違いしてたり

義弟は受付してて

3人いるのに一切受け付けから出てきませんでした。
義弟もバカだったそういえば。
焼香を済ませてお坊さんのいい言葉が

「後悔等は故人がくれたもの。重い責任ではありません」

いい言葉や。うん

私は五年前父親を亡くし凄く後悔いたしました。
うんうん。なんか思い出話はじめちゃったけど。

私は3歳になる娘がいるんですけどね
母親に送り迎えをしてもらってて
私は正直母に感謝の言葉を毎日かけれてるかというと
そんなにかけれていません

いったか？そのくだり
義弟がいると何か笑いが起こるんですけど
まさか葬式まで笑いがこみ上げてくるとは思いませんでした流石のクオリティ

そのあと弟と飯食いに行って俺の布団で仮眠して帰りました。
人情っていいね。温かい

帰宅後の弟のメール
「すいません、誰かに風邪うつしてないですか？」AM4：00

なんで？誰もうつってないと思うけど体調悪いん？

熱38度あったの気づいてませんでした！

バカは風邪ひかないじゃなくて気づかないからひいた覚えがないってよく言うけど
本当だったんだ。ラピュタは本当にあったんだ！
うおーラピュタ最高！！

弟はその翌日39.5まで熱が上がって寝てた


義弟は火葬も終わり
俺で出来ることあったらいってくれなーっていったら

「風呂行きたいっす！」
ってきて風呂入ったけど風呂行ってきた

そこで色々な話聞いて
お互いの死生観を話し合って

帰り際









「兄貴俺のボタンしらないっすか？」

おちてるボタンを拾う

これ？


今ズボンのボタン取れた

さっきまでシリアスな話してたんすわ。

タイトなジーンズにねじ込むデブ（ボタン飛んでいく）

そんな弟達の不思議な不思議な物語でした。

次回　エオルゼア
グンニグルの使者　刺さる俺に6本の槍！！
お楽しみに